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秋の深まりとともに・・-ツバス-

今回はツバスの話。

浜ではバタバタと飛び跳ねるそんなツバスが、セリ場の雰囲気をより一層盛り上げるそんな秋。

関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと成長するに従って呼び名が変わる出世魚として有名、その代表的存在。

ブリは淡路島の南、太平洋を通り過ぎていくが、小さなツバスは瀬戸内に紛れ込んでくる。

これから秋の深まりとともに日増しに大きくなってくる。

大きなものほど脂がのって身質も良い。

ツバスはほぼ100%天然ものだが、ブリとなると養殖物が幅を利かせてくる。

明石浦では、ツバスも生きたままセリに掛けられるので、我々も生きたまま持ち帰り直ぐさま店内の活洲に入れ、店頭に並べる直前に〆る。

この松庄方式?が他と圧倒的に違うところ、これ以上の鮮度はない。

そして、鮮度を守るためにもうひとつ必要不可欠なことは少しでも早く売り捌くこと。

かつての魚の棚の魚屋が熾烈な戦いを繰り返していたのは、そのことを体で分かっていたからかもしれない。

司馬遼太郎は自書の中で魚の棚をこう表現している。

「どのおやじも殺気立っている」「魚の鮮度を殺気立ちで表現・・」

確かにかつての魚の棚はそうだった。

とれたての魚を我先にと持ち帰り、どの店よりも前に前にと出し競いあう、それが日常のあたりまえの光景。

あの殺伐さなの中にこそ鮮度があり活気があった気がする。

今はどうか、鮮度より愛想?

愛想の良い女性店員が店頭で販売し、おいらは中で黙々と料理と完全分業制。

まぁ、流石に今は料理なしでは売れないので、このあたりはやむを得ないかもしれないが、

ガツガツとして目が血走っていたあの時代、あれこそが魚の棚の活気ではないかと今でもそう思うときがある。

今はおとなしいというかなんというかぁ~

ツバスの詳細はこちら

Tubasusasimi113

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