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同じ明石の魚でも扱い方で値打ちが変わる。

桜鯛と呼ばれる明石鯛が最盛期を迎えている。

おいらは明石浦で鯛を買い付けているが、明石鯛は明石浦の他にも二見や江井ヶ島といった漁港でも水揚げされる。

ただ、二見や江井ヶ島では水揚げされた魚の多くは浜で絞められ、トラックで消費市場(明石では藤江の公設卸売市場)まで運ばれる。

一方、明石浦は産地市場の機能があり、漁港内で昼市と呼ばれるセリが行われる。

つまり、獲った魚は浜で売り捌かれる。

ここが非常に重要で、このシステムと漁港まで車で5分という地の利を活かせた商いが松庄の特徴。

同じ明石の魚でも扱い方で値打ちは大きく変わる。 

明石浦では漁師が獲ってきた魚は一旦漁港内のプールで活越され、

さらにセリ前に再び、漁師の奥さんによって良い魚、弱った魚、死んだ魚と選り分けられる。

故に日本一女性が多く働く港として知られている。 他の漁港ではあまり漁師の奥さんを目にすることはない。 

さらに、昼の11時という当日販売するにはギリギリの時間にセリが行われる、

もちろんこれは少しでも鮮度の良い状態で魚を食べてもらいたいという漁師の思いから。 

そして、ないよりも明石浦では可能な限り魚は生きたままセリに掛けられる、

このようなシステムがとられているのは日本で唯一ここだけともいわれている。

※「漁師めし絶品101選」より一部抜粋

おいらは昼市でセリ落とした鯛は一旦店の活洲で活かせ、少しでも鮮度を保った状態で販売する。

とれたての魚は「アラ魚」と呼ばれ、明石ではキチンとした料理人さんなら絶対に使わない。

これは外見からは分からないので、そのお店を信用するしかない。

ただ、活越しと言っても、一日以上活かせるとこんどは痩せてくる。

そうなると直ぐさま死んでしまう。死んだ魚はアガリと呼ばれ廃棄せざるをえない(店にとってはロス)。

いくら店に大きな活洲を構え、浜で魚が暴落しても、一気にまとめ買いできないのはこういった事情があるため。

写真は500gくらいの小鯛、

良い身をしていてキチッと扱うことでかなり値打ちのある逸品となる。

そして、なんといっても小鯛はお手頃価格。

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