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個人商店の力

おいら、かつて某巨大スーパー(当時売上日本一)にいた。

ただ、新入社員にとってそんなことはどうでもよいこと、社長は雲の上の存在で上司というのは直属の上司のこと。

おいらが配属されたのは〇〇店の鮮魚課で、そこでの売上(利益)を上げることが全てだった。課の週末の売上は100万円を超えるくらい。

ただ、売上よりも、そこには5・6名の社員に加え、それ以上の数のパートさん、しかも会計はレジでやってくれる。さらに、直接生産に関わらない店長や課長、また本社のバイヤー等々、

この売上を作るのにいったい何人の人が携わっているのだろうかと・・

しかも一回の本社での店長会議を行うのに1000万以上のお金がつぎ込まれる(推測)、

にも関わらず、殆どの店長がただ聞いているだけ?(噂)

これが実態だったのかもしれない。

転勤後は通常業務に加え、会議や報告業務もあって、むしろこちらに手を取られていたような・・

そんな組織の中で学ばせてもらったことも多々あったが、正直いうと時間の無駄的なものもかなり感じてはいた。

無駄な会議、無駄な報告、これっていったいなんの意味があるんやぁ~っと・・

ただ、当時はこれが組織というものなんだと・・

ところが家業を継ぎ・・

当時の魚の棚の勢いはすさまじかった。

ただ、店の売上に関してはそれほど驚かなかった。

驚いたのは、たった5名ほどの社員とわずかのアルバイトでおいらがいた鮮魚課とほぼ同じくらいの売上(利益)を作り上げていたことだ。

しかも仕入れは、朝の卸売市場に加え、浜で行われる昼市では自らがセリ台に立って直接セリ落としている。

流石にこれには圧倒された。正直、企業に比べ「魚の棚はハトが飛んでる様なところだ」と高を括ってたところもあったし・・

ところが、従業員はみな、儲けてやろうという気迫に満ちていた。

確かにモラルは低かったが、それをカバーするものが存在していた。これが古き良き魚の棚なのだろう。

まったく無駄がない、そりゃ~仕入れて売る以外に何もないのだから・・

経験とセンス、そしてやる気、これが全てだったように思う。たしか昼食も10分程度で済ませていた。

おいらの年収も一気にサラリーマン時代の10倍に跳ね上がった。もちろん従業員の給料も半端ではなかった。

その一方で、戦闘モードが高いが故にいざこざも絶えなかったが・・(笑)

今思えば、金・金・金、

つまらない奴だったかもしれないが、実績が支配する世界において、そんなことを考える余裕はなかった。

今となってはそれも一つの経験だったのかもしれない。

ただ、繁忙期は長くは続かず、その後、かつての賑わいに陰りが・・

これまでのあり方も通用しなくなってきた。

このあたりから、これまでのただ儲けるためだけではなく、商いを、いや自らの生き方をいろんな側面から考えるようになった気がする。商店街活動に加えPTA活動等に参加し出したのもこの頃からではなかっただろうか。

おっと、話がそれた。今回、お話したいことはそんなことではない。

よくスーパーの脅威を耳にするが、おいら自らの経験からも個人商店の方が圧倒的に優位にあると思っている。

確かに企業は組織としては強いが、そこにかけられる人の数等の費用、無駄な会議の数々、これらは見方を変えると弱点な気もする。

チェーン店は大きくなっているのではなく、規模のメリットを生かせるため大きくならざるをえないというリスクを抱えている。そこを個人商店は攻めればいいのだ。

事実、おいらがお世話になった日本一の売上を誇ったD社は事実上の倒産となった。

今こそ再び個人商店の時代が訪れたという気がする。後は皆でそのことを証明したい。

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