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いかなごブームに関してのプチ論文?

以前、「ミニコミ誌うおんたな」の取材でいかなごくぎ煮のルーツを調べたことがある。
くぎ煮の発祥の地は淡路説と塩屋(神戸市垂水区)説とに分かれた。どちらも元祖は自分たちだと主張しているのだが確かなことはわからない。

塩屋には「いかなご釘煮発祥の地 碑」というのがある。
「くぎ煮」の名付け親も神戸の漁業関係者だと聞いた。
ただ、くぎ煮らしきもの?はかなり以前からあったらしく、淡路ではすでに加工屋も存在していたと聞く。(あくまで人から聞いた話で事実は確認していない)。

これほどまでに爆発的ヒットとなった最大の要因は、お客さんが生のいかなごを買って帰り家庭で炊くという地方文化が根付いたからにほかならない。
その歴史は魚の棚でまだ30年くらいとそう古くはない。それ以前はいかなごといえば「生売り」ではなく「釜揚げ」だったそうだ。

この「生売り」のきっかけを作ったのが塩屋のとある魚屋のようで、ここでの評判が噂となり、徐々に魚の棚をはじめ各地に広まっていったそうだ。
そこには関係者による熱心な普及活動(料理の実演等)も見逃せない。

また、魚の特質、
非常に軟弱な魚であるが故に、産地でしか加工(料理)できない。これも購買を刺激する理由かもしれない。
「スーパーの売れ残りを値引きにつられ買って帰り、結局失敗した」というのはよく聞く話。
さらには、自宅用のみならず地方発送するというという習慣が需要を押し上げている。「特に阪神大震災以後、地方発送は急増した」とある人はいう。

最後に漁期が3月ということ、これがあまりにもグットタイミング!
明石では春の訪れを告げる魚として親しまれ、春を伝えるメッセンジャーとしても一役かっているのかもしれない。

これほどのサクセスストーリーを持った魚は他には見当たらない。
くぎ煮の普及で浜値もそれまでの何倍にも膨れ上がった。
人に例えるなら矢沢永吉ってとこ?
いかなごも元々はハマチのエサ、まぁ、いや成り上がり(笑)

↓は「垂水いかなご祭り」の様子
関係者のみならず、まち全体を巻き込むいかなごの力は凄い。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 履歴書を書く | 2013/12/26 12:16

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