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ハモといえば夏?ほんまでっか!

夏のハモは産卵期にあたりお腹に子を持っている、子持ちの魚に旬はない。

産卵後、再び肥えてくる(戻る)秋から冬、最も脂がのってくる。

某料理屋いわく、

「夏にあうハモの湯引き(おとし)は、皮の薄いこの時期のものが適している」

異議あり!

これは売り手の論理?でしかない。

では、何故、ハモといえば夏なのか?

ハモといえば京都、

夏の京都といえば祇園祭、

祇園祭の頃、ハモの人気はピークに達する。

そのイメージが全国に広がっている、それだけのこと。

海から離れている京都は、ハモの産地ではない。

そこがポイント、

江戸時代、冷蔵設備のない時代、夏は京都へ魚を運ぶことは困難だった。

そこで、生命力が強く、日持ちしやすいハモなら大丈夫と、瀬戸内や大阪湾で獲れるハモが京都へ運ばれた。

京都でハモ料理に磨きがかかったのもそのため。

これが、「京都といえばハモ」と言われるようになった由縁。

しかし、輸送の発達した現在、同じことがいえるのだろうか?

秋冬のハモは、脂がのって美味しい上、水揚げも増える。

しかし、悲しいことに、夏の魚という間違ったイメージが定着しているため、人気は急落する。

夏、高級魚のハモは、秋冬にはヘタすれば蒲鉾やちくわの原料になってしまう、

なんとも理不尽な?話。

魚屋のおいらがいうのもなんだが、、

ハモは祇園祭が終わってからでええんどすえ、

高級魚のうちは、祇園の舞妓はん目当てのお金持ちさんにこうてもろたらええんどす、

わてらは後でええとこじっくり楽しみましょ/笑

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